発送状況可視化システム

発送管理可視化データ分析
発送データをためて比べることで、シーズン後の振り返りと翌年の計画づくりに役立てる仕組み。前年と比べて今年の進み具合がわかります。
振り返りと計画に役立つ仕組み
収穫期は品種が重なり、現場はとても忙しくなります。私たちが大切にしたのは、目の前の“今どうか”だけでなく、データをためて“来年に活かすこと”。
この発送状況可視化システムは、毎日の発送数をためて整え、シーズン後の振り返りや翌年の計画づくりに使うためのものです。前年・前々年と比べて、今年が早いのか遅いのかを落ち着いて判断できます。
これまでの課題
基準線がつくれない
紙や表計算の記録はバラバラで、年をまたいだ同じ条件の比べ方ができませんでした。結果、去年との正しい比べ方が難しい状態でした。
傾向が見えない
数字はあっても、品種別や週ごとの流れにまとまっておらず、「どこがピークか」「いつ切り替わるか」が見えにくい課題がありました。
計画が人まかせ
人員や資材の手当て、予約の締切などが経験に頼りがちで、毎年同じ失敗・ムダが起きやすい状況でした。
システムで実現したこと
年ごとの「基準線」を作る
- 品種ごとの累計グラフを年ごとに残す
- 前年・前々年と重ねて、今年の早い/遅いを確認
- 週ごと・10 日ごとなど見やすい粒度で表示
傾向をひと目で把握
- ピークの時期や幅、品種切り替えの重なりを可視化
- 箱数の増減や曜日の偏りなどを簡単に確認
レポートをすぐ出せる
- シーズンのまとめ資料を自動で作成
- 前年対比のシートをワンクリックで出力
システムの仕組み
むずかしい操作はありません。毎日の発送数を記録し、品種や日付でそろえて保管します。年ごとに並べて見られるので、いつでも前年と比べられます。使い方は「見る・印刷する・比べる」だけです。
導入効果
- 来季の計画が立てやすくなる(ピークと終了時期が見える)
- 人員・資材をムダなく準備できる
- 年度比較が当たり前になり、共通の物差しで話せる
- 振り返り資料を素早く共有できる
実際の活用場面
- シーズン後の振り返りで、成功点と課題を整理
- 来季の人員・資材・締切を前年線で設計
- 週ごとに前年同期比を見て進み具合を確認
まとめ
このシステムは、リアルタイムの監視よりも「データをためて、来年に活かす」ことを目的にしています。
- 年ごとの基準線で、今年の位置づけがすぐわかる
- 傾向が見えて、改善が続けやすくなる
- 計画・人員・資材の判断がぶれにくくなる
結果として、現場の負担を減らしつつ、スケジュールと顧客対応の精度が上がります。